Amazon Kindle に代表される電子書籍リーダーが2007年に登場した際、既存の紙に印刷する出版に替わる、未来の電子書籍の時代が到来したと賞賛された。
しかし、その革命的な電子書籍リーダーの基本概念は、1935年に既に設計されていた。1935年4月に出版された科学雑誌「Everyday science and mechanics」に掲載されていた機械式書籍リーダーを紹介しよう。その基本概念は、元祖 Amazon Kindle と言っても過言ではない。
1935年に基本概念が設計されていた書籍リーダー
1. 科学雑誌「Everyday science and mechanics」より
主な特徴
・ フィルムに記録された書籍の写真をガラススクリーンに投写する。
・ ガラススクリーンとページをめくるボタンがある。
・ 照明付き。
・ フォーカス、角度調整機能あり。
・ 照明付き。
・ フォーカス、角度調整機能あり。
・ 椅子に座って、ページをめくりたい時は手元のボタンを押す。
細かい機能や技術は異なるが、書籍を記録媒体に記録し、そのデータを映写するということは共通している。
2. 現代の Amazon Kindle
3. 現在の電子書籍リーダーは、軽量なのでどこでも持ち運べる。
画像は「DailyMail」より
DailyMail(元記事)